感情をコントロールすることは難しいですよね。
実際のところ沸いてくる感情をコントロールすることは
通常、不可能だと私も思います。
なぜなら、「感情は、観念を基準とした出来事に対する反応」 するからです。
それは、ある基準に対し、
正解なら+1、
間違っていたら-1を
加点するコンピュータのプログラムのようなものです。
例を上げると・・
「親からもらった身体に傷をつけてはいけない」という観念を持っている人の子どもが、
ピアスをしたら、怒りや悲しみというネガティブ感情が湧いてくることでしょう。
まるでプログラムどおりに反応するコンピュータのように律儀に反応します。
きっちり-1点を加算します。
+1とか0とかいうことはありません。
表面上は冷静を装っても心の奥では、しっかり-1点になっています。(笑)
何かを肯定しているときにはポジティブ感情として反応し、
否定しているときにはネガティブ感情として反応します。
ですから、感情は自分の意識が、今肯定しているか否定しているかを示してくれる
リトマス試験紙のようなものです。
決してネガティブ感情が悪いわけではありませんよ。
エリザベス・キューブラー・ロス博士は
自然な感情としての嫉妬があるから向上心があると言っています。
でもネガティブ感情は、楽しくないし、幸せではありませんね。
楽しいや嬉しいはポジティブ感情ですし、幸せとは肯定している時の心の状態だからです。
ですから、感情というリトマス試験紙をうまく使って、
観念への囚われをチェックして、
不要なら手放し、
必要なら絶対視しないようしていけば、
どんどん安らいだ穏やかな心
でいられることが多くなっていると思います。
あなたの心のリトマス試験紙 使ってみてくださいね。
ぽちっと御願いします。